EXHIBITIONS
「日本の美 美術×デザイン」―琳派、浮世絵版画から現代へ―
日本美術のもっとも大きな特徴は、その装飾性にあるといわれている。日本人は古来より、 自然の美しい姿を形象化して様々な装飾的表現を生み出し、また表現の単純化や金銀・色彩による「かざりの美」によって、デザイン性の高い独自のスタイルを確立した。
そのなかでもとくに「琳派」は、やまと絵の伝統を基盤に置きながら、斬新な表現と装飾性の強い大胆な構図により、一頂点を築き上げた。そして庶民芸術として開花した「浮世絵」は、絵師と職人の共同作業による版画を通じて出版業界と結びつき、海外にまでわたってジャポニスムを巻き起こした。
これら日本美術の装飾性に着目した本展では、琳派など近世の美術から浮世絵版画、近現代日本美術、現代のポスターまで、デザイン性に優れた作品約250点を前後期に分けて紹介。琳派にも影響を与えた奇想の画家、伊藤若冲による拓版画の代表作『玄圃瑶華(げんぽようか)』や『若冲画帖』、平成琳派として知られる山本太郎がゲームキャラクターをモチーフとした《マリオ&ルイージ図屏風》など、古今のアートとデザインの競演を堪能できる。
そのなかでもとくに「琳派」は、やまと絵の伝統を基盤に置きながら、斬新な表現と装飾性の強い大胆な構図により、一頂点を築き上げた。そして庶民芸術として開花した「浮世絵」は、絵師と職人の共同作業による版画を通じて出版業界と結びつき、海外にまでわたってジャポニスムを巻き起こした。
これら日本美術の装飾性に着目した本展では、琳派など近世の美術から浮世絵版画、近現代日本美術、現代のポスターまで、デザイン性に優れた作品約250点を前後期に分けて紹介。琳派にも影響を与えた奇想の画家、伊藤若冲による拓版画の代表作『玄圃瑶華(げんぽようか)』や『若冲画帖』、平成琳派として知られる山本太郎がゲームキャラクターをモチーフとした《マリオ&ルイージ図屏風》など、古今のアートとデザインの競演を堪能できる。