ミッフィーのたのしいお花畑　ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展

　クレマチスの丘に立つ、ベルナール・ビュフェ美術館とヴァンジ彫刻庭園美術館で、ディック・ブルーナの2つの展覧会を開催。ヴァンジ彫刻庭園美術館では、ディック・ブルーナが描く「花」と「植物」に焦点を当てる。

　ブルーナの絵本の中で、いつもさりげなく添えられる花や植物。1975年に出版された『はなのほん』（日本語版未刊行）は、花の絵と名前のみで構成されており、ブルーナの絵本のなかでも、もっともシンプルな絵本のひとつ。シンプルな線と色彩で描かれた花や植物は、読み手の想像をかき立ててくれる。

　本展では、『はなのほん』をはじめ、花や植物が登場する作品を紹介。会場となるヴァンジ彫刻庭園美術館に併設されているクレマチスガーデンでは、1年を通して様々な種類の花や植物を見ることができ、ブルーナの表現と庭園を行き来しながら、五感を使って新たな発見を楽しむことができる。

　また会期中には、大人も子供も楽しめるイベントも多数開催予定。ブルーナの表現をより深く知ることができる、ベルナール・ビュフェ美術館の「美術館に行こう！ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展とあわせて鑑賞したい。