EXHIBITIONS

コレクション展 明治150年記念2

近現代の美濃陶芸 古典復興からの展開

加藤卓男 藍彩四方花器 1993 岐阜県現代陶芸美術館蔵

荒川豊蔵 絵志野茶碗 1965 岐阜県現代陶芸美術館蔵

加藤土師萌 黄地紅彩蜂葡萄文角皿 1954頃 岐阜県現代陶芸美術館蔵

鈴木藏 志野大皿 2004 岐阜県現代陶芸美術館蔵

五代 加藤幸兵衛 萌黄金彩水指 1960以降 岐阜県現代陶芸美術館蔵

加藤孝造 瀬戸黒茶碗 2002 岐阜県現代陶芸美術館蔵

 岐阜県現代陶芸美術館はコレクションを通して、陶芸文化の進展に貢献してきた明治期以降の美濃陶芸の歩みを振り返る展覧会を開催。第1回では、明治期における釉下彩などの革新に注目した展示を行い、続く第2回では、昭和初期以降の古典復興に基づく多彩な展開をたどる。

 桃山期に志野や織部が生み出された岐阜県東濃地方。昭和の初め、これら古典に倣う美濃桃山陶の復興の潮流を牽引したのは、明治期後半生まれの陶芸家たちだった。

 荒川豊蔵をはじめとする作家たちが、美濃の桃山陶を復興し、桃山陶を拠り所としながら優れた作品を制作。また、五代目・加藤幸兵衛と加藤土師萌は、日本と中国などの古陶磁に学びながら、幅広い創作活動を示した。

 本展では、荒川豊蔵や加藤土師萌、また富本憲吉ら人間国宝や、岐阜県重要無形文化財保持者の作品などを展示。大正・昭和期において、作家たちが伝統を重んじながら探求を進めた、近代美濃陶芸の豊かな成果を紹介する。