EXHIBITIONS
アール・ヌーヴォーの伝道師
浅井忠と近代デザイン
明治を代表する洋画家のひとり、浅井忠は佐倉藩士の長男として江戸に生まれ、1876年工部省工部美術学校に入学。バルビゾン派の影響を受けたイタリアの画家、アントニオ・フォンタネージの指導を受けた。
1900〜02年まで、西洋画研究のためフランスに留学した浅井は、当時のヨーロッパを席巻した芸術運動「アール・ヌーヴォー」に圧倒され、帰国後は陶芸・漆芸など工芸作品にその様式を取り入れて、新たなデザインを生み出した。
本展では、浅井が滞欧期および帰国後に制作した油彩・水彩画、建築家の武田五一とともに、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)の教材としてフランスで蒐集した19世紀末~20世紀初頭のポスター・工芸作品、そして渡仏後の工芸図案をもとに制作された工芸作品の三部で構成。浅井が触れたアール・ヌーヴォーと、それを受けてつくり出された浅井の工芸デザインの魅力に迫る。
1900〜02年まで、西洋画研究のためフランスに留学した浅井は、当時のヨーロッパを席巻した芸術運動「アール・ヌーヴォー」に圧倒され、帰国後は陶芸・漆芸など工芸作品にその様式を取り入れて、新たなデザインを生み出した。
本展では、浅井が滞欧期および帰国後に制作した油彩・水彩画、建築家の武田五一とともに、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)の教材としてフランスで蒐集した19世紀末~20世紀初頭のポスター・工芸作品、そして渡仏後の工芸図案をもとに制作された工芸作品の三部で構成。浅井が触れたアール・ヌーヴォーと、それを受けてつくり出された浅井の工芸デザインの魅力に迫る。