EXHIBITIONS

明治150年展 明治の日本画と工芸

2018.03.20 - 05.20

トーマス・B・ブロー  花蝶図輪花皿 明治~大正時代 京都国立近代美術館蔵

並河靖之 花鳥図蓋付飾壺 明治~大正時代 京都国立近代美術館蔵

トーマス・B・ブロー  花蝶図輪花皿 明治~大正時代 京都国立近代美術館蔵

竹内栖鳳 羅馬古城図 明治34年(1901) 京都国立近代美術館蔵

幸野楳嶺 春秋蛙合戦図 文久4年/元治元年頃(c.1864) 京都国立近代美術館蔵

安藤緑山 仏手柑 大正~昭和時代 京都国立近代美術館蔵

川本桝吉(初代) 釉下彩切子形花瓶 明治14年(1881) 瀬戸蔵ミュージアム蔵

 明治時代が始まった1868年、政府主導のもと、殖産興業や輸出振興政策が推し進められ、海外での日本美術への関心が高まった。政府は『温知図録』を制作するなど、国家戦略として工芸図案指導に注力。京都では、地場産業の振興を目的のひとつとして京都府画学校が設立されると、多くの日本画家が工芸図案制作に携わり、時代に即した図案の研究が進められた。 

 本展では、明治の工芸図案とともに、美術工芸作品や工芸図案を描いた日本画家たちの作品を一堂に展示。近代化が進められる社会の中で、並河靖之や川本桝吉、安藤緑山らによって生み出された明治の美術品を紹介する。