アヴァンギャルドな細密の世界展

　セイコーハウスホールで「アヴァンギャルドな細密の世界展」が開催される。

　南繁樹は、白磁のボディーに大胆な彫りや緻密な幾何学文様の彫りを加えた、静謐ななかにも饒舌な世界を展開する作品を制作。鈴木秀昭は、絢爛豪華な色絵金彩の技を駆使し、眩惑の「器物の中の小宇宙」を創作している。富田美樹子は、大いなる自然の息吹を感じつつ、その原点である細胞レベルの世界を意識した自身の心から湧き出る模様やかたちを生み出している。

　本展では、時代を超えて自己の目指す細密表現に挑戦し続けている3人の作品を紹介する。