MOTコレクション　コレクションを巻き戻す 2nd

　東京都現代美術館の収蔵作品を公開する「MOTコレクション」。今期は「コレクションを巻き戻す 2nd」と題し、国内外の戦後美術の多彩なコレクションを2フロアにわたって展示している。

　今回は、東京都現代美術館のコレクションの成り立ちに光を当てながら、「読売アンデパンダン」展に出品された中西夏之《洗濯バサミは攪拌行動を主張する》などのほか、近年収蔵され、コレクション展では初展示となった田部光子《プラカード》などを紹介する。

　また、ゲルハルト・リヒター《エリザベート》、工藤哲巳《若い世代への賛歌—繭は開く》、杉本博司《Goshen, Indiana》ほかを新たに展示。3階では、作家本人によるディレクションで、遠藤利克の大作《泉》、笠原恵実子《Untitled －石の花－》を展示する（本展は、7月16日〜10月16日の前会期の一部のみを展示替えして継続）。