EXHIBITIONS
ピカソのセラミック-モダンに触れる
ヨックモックミュージアムでは、展覧会「ピカソのセラミック-モダンに触れる」が開催される。
同館はこれまで、ヨックモック・コレクションを様々な視点から紹介する展覧会シリーズを企画。その第3弾として、パブロ・ピカソと西洋近現代美術史の研究で知られる河本真理(日本女子大学教授)を監修者に迎え、ピカソのセラミックの世界を、「モダン」──言い換えれば「クラシック」と融合する「モダン」──という視点から読み解く。
ピカソが第二次世界大戦後に傾倒したセラミック制作は、神話や古代美術、伝統との関わりなどの観点から語られることが多いものの、そのいっぽうで若い頃に創始したキュビスムもずっと生き続けていた。ピカソはセラミックにおいてもキュビスム的な静物や顔をデザインし、コラージュやオブジェのように、現実と虚構の狭間を戯れてみせた。
キュビスムのほかにも、カモフラージュや変容(メタモルフォーズ)、単純化や記号化による伝統的モチーフの再解釈など、ピカソ独自のモダンな手法が駆使されている作品を展示し、古典的なものもモダンなやり方で再解釈しているさまを、豊富な解説で紹介する。
本展は、「キュビスムと現実/虚構の狭間」「メタモルフォーズと遊戯」「ダンス/運動:セラミックは踊る」の3章で構成。ピカソのセラミックを、20世紀美術のなかに位置づけながら、その新しい⾒⽅を紹介する。
同館はこれまで、ヨックモック・コレクションを様々な視点から紹介する展覧会シリーズを企画。その第3弾として、パブロ・ピカソと西洋近現代美術史の研究で知られる河本真理(日本女子大学教授)を監修者に迎え、ピカソのセラミックの世界を、「モダン」──言い換えれば「クラシック」と融合する「モダン」──という視点から読み解く。
ピカソが第二次世界大戦後に傾倒したセラミック制作は、神話や古代美術、伝統との関わりなどの観点から語られることが多いものの、そのいっぽうで若い頃に創始したキュビスムもずっと生き続けていた。ピカソはセラミックにおいてもキュビスム的な静物や顔をデザインし、コラージュやオブジェのように、現実と虚構の狭間を戯れてみせた。
キュビスムのほかにも、カモフラージュや変容(メタモルフォーズ)、単純化や記号化による伝統的モチーフの再解釈など、ピカソ独自のモダンな手法が駆使されている作品を展示し、古典的なものもモダンなやり方で再解釈しているさまを、豊富な解説で紹介する。
本展は、「キュビスムと現実/虚構の狭間」「メタモルフォーズと遊戯」「ダンス/運動:セラミックは踊る」の3章で構成。ピカソのセラミックを、20世紀美術のなかに位置づけながら、その新しい⾒⽅を紹介する。