Petzel at Nanzuka

　ニューヨークの現代美術ギャラリー「Petzel」との合同企画グループ展。現代社会において語られることをテーマに研究、および制作を続ける7名のアーティストが集められる。

　電子通貨ビットコインの中核技術であるブロックチェーンをテーマにインスタレーションを発表するなど、テクノロジーがどのように発展していくべきかについて考察するサイモン・デニー、鮮明な色彩と格子状の幾何学形態を独特な方法で絵画に用いるサラ・モリス、アニメーションやマンガのキャラクターに見られる表現の力を長年追求するジョイス・ペンサトー、イメージの流通や分散、制作上の実験的なメソッドといったことへ強く関心を抱くセス・プライス、互いに呼応するイメージの重なり合いを用いて作品を仕上げるダーク・スクレバー、ありふれた素材、あるいは「ファウンド・オブジェクト」を複雑に並べて構成するインスタレーションによって自身の想像世界を作り上げる佃弘樹、新しく実践的な方法で描かれたドローイングを発表するニコラ・タイソンの7名が参加。