ART WIKI
あいちトリエンナーレ
Aichi Triennale
3年に1度の周期で開催される、愛知県を主体とした国際芸術展。略称は「あいトリ」。現在、日本各地で増加している国際芸術展を「都市型芸術祭」「過疎地型芸術祭」の2種に大別する場合、名古屋市内に主会場をもつあいトリは「都市型芸術祭」に分類される。主催はあいちトリエンナーレ実行委員会。現代美術の展覧会を開催するほか、オペラ、ダンス、演劇、音楽の公演を実施。また、子供向けのキッズ・プログラム、企画コンペ、テーマと関連した映像プログラムを行うなど、展覧会以外のイベントも充実している。
第1回となる2010年のテーマは「都市の祝祭 Arts and Cities」(芸術監督:建畠晢)。来場者数約57万人、経済波及効果は78億円に及ぶなど、経済的にも成功を収めた。当初の会場は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町地区、納屋橋地区だったが、2013年以降は名古屋市外(岡崎市など)も加わって徐々に範囲を広げつつある。2013年は「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」(芸術監督:五十嵐太郎)、2016年は「虹のキャラバンサライ 創造する人間の旅」(芸術監督:港千尋)をテーマに開催。国際的に活躍するアーティストを数多く招聘するいっぽうで、ローカルな地区の知名度を高めたり地域の課題にコミットした活動を展開するなど、着実な成果を生み出している国際展である。
第1回となる2010年のテーマは「都市の祝祭 Arts and Cities」(芸術監督:建畠晢)。来場者数約57万人、経済波及効果は78億円に及ぶなど、経済的にも成功を収めた。当初の会場は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、長者町地区、納屋橋地区だったが、2013年以降は名古屋市外(岡崎市など)も加わって徐々に範囲を広げつつある。2013年は「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」(芸術監督:五十嵐太郎)、2016年は「虹のキャラバンサライ 創造する人間の旅」(芸術監督:港千尋)をテーマに開催。国際的に活躍するアーティストを数多く招聘するいっぽうで、ローカルな地区の知名度を高めたり地域の課題にコミットした活動を展開するなど、着実な成果を生み出している国際展である。
参考
吉田隆之『トリエンナーレはなにをめざすのか 都市型芸術祭の意義と展望』(水曜社、2015)
あいちトリエンナーレウェブサイト(http://aichitriennale.jp)