ARTISTS
田村友一郎
Yuichiro Tamura
田村友一郎は1977年富山県生まれ。2003年に日本大学芸術学部写真学科卒業、17年に東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。13〜14年までベルリン芸術大学空間実験研究所(オラファー・エリアソンクラス)にて客員研究員として在籍。既存のイメージや自身が撮影した素材をサンプリングの手法を用いて再構築し、独自の関係性を導き出したインスタレーションやパフォーマンスを手がけている。オブジェクトと映像の組み合わせによって現実と虚構を交差する多層的な空間は、ときに鑑賞者とのあいだに特異なコミュニケーションをもたらす。
2011年に、Googleのストリートビューのイメージのみで構成されたロードムービー《NIGHTLESS》で第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。「日産アートアワード2017」ファイナリスト。17年にキュレーターの服部浩之と開催した展覧会「試論:栄光と終末、もしくはその週末 / Week End」(小山市立車屋美術館)では、栃木県小山市での2人のリサーチをウェブサイト上で蓄積し交差させ、円熟期にある日本社会の諸問題や将来像に切り込んだ。18年の個展「叫び声/Hell Scream」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)では、京都市立芸術大学創立の中心人物である日本画家・田能村直入に焦点を当てつつ、大学が収蔵する資料を芸術作品として「演出」するインスタレーションを展開した。そのほかの主な展覧会に、アジアン・アート・ビエンナーレ(国立台湾美術館、台中、2019)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「六本木クロッシング 2019:つないでみる」(森美術館、東京)など。
2011年に、Googleのストリートビューのイメージのみで構成されたロードムービー《NIGHTLESS》で第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。「日産アートアワード2017」ファイナリスト。17年にキュレーターの服部浩之と開催した展覧会「試論:栄光と終末、もしくはその週末 / Week End」(小山市立車屋美術館)では、栃木県小山市での2人のリサーチをウェブサイト上で蓄積し交差させ、円熟期にある日本社会の諸問題や将来像に切り込んだ。18年の個展「叫び声/Hell Scream」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)では、京都市立芸術大学創立の中心人物である日本画家・田能村直入に焦点を当てつつ、大学が収蔵する資料を芸術作品として「演出」するインスタレーションを展開した。そのほかの主な展覧会に、アジアン・アート・ビエンナーレ(国立台湾美術館、台中、2019)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館、東京、2019)、「六本木クロッシング 2019:つないでみる」(森美術館、東京)など。