横山奈美

　横山奈美は1986年岐阜県生まれ。2012年愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画領域修了。トイレットペーパーの芯やフライドチキンの骨、お菓子のパッケージなど、生活の中で消費され捨てられる物を描く「The first object」シリーズや、ネオンをモチーフにガラス管や背後に存在する配電線、フレームまで克明に描く「ネオン」シリーズなど、ものを見て描くという行為を通し、人やものに与えられた役割や制度を再考している。主な個展に「アーティスト・イン・ミュージアム　AiM Vol.11 横山奈美『forever』」（岐阜県美術館アトリエ、2021）、「ラブと私のメモリーズ」（ケンジタキギャラリー、東京、2020）、「アペルト 10 横山奈美 LOVEと私のメモリーズ」（金沢21世紀美術館、2019）など。