郷さくら美術館

　郷さくら美術館は2012年に東京館を開館。桜の季節には大勢の花見客で賑わう目黒川のほとりに位置している。美術館のコレクションは、主に昭和以降の日本画家の作品を収集。毎回テーマを設けて構成されるコレクション展を中心に、年に4、5回の展覧会を開催している。

　全4室となる展示室には、毎回40点あまりの作品が展示され、繊細な日本画を親密な空間で楽しむことができる。また、「一年を通じて満開の桜を日本画で楽しんでいただく」というコンセプトに基づき、桜がモチーフの屏風作品を含めた大作十数点を常設する展示室を設けている。大画面の現代日本画による、桜の空間を堪能できる美術館。