Diffusion of Nature

　雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデンス・プログラムによる展示会「Diffusion of Nature」が、The 5th Floor、HB.nezuの2会場で開催される。

　雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデンス・プログラムは、北アルプスの最深部にある雲ノ平山荘の経営者・伊藤二朗の呼びかけで、2020年から始まった。コンセプトは「アートを通じて社会と自然環境の調和をデザインする試み」。過去2年間で、絵画や写真、彫刻、バイオアートなどの多分野のアーティストが参加してきた。

　本展は、2020年・2021年に雲ノ平山荘に滞在し、自然に囲まれた環境で制作を行ったアーティストたちの集大成であり、その成果を報告するもの。若木くるみ、soar、加々見太地、shibi、四ツ井健、渋田薫、マイマイ、齋藤帆奈、只野彩佳、大東忍、渡邊慎二郎、渡邉塊、森田友希の13名が出展する。

　また会期中には、社会学者・宮台真司を迎えたトークイベントを実施。「自然と社会を横断する二つの視点から」と銘打って、本展キュレーションの伊藤二朗と、展示参加メンバーでもある齋藤帆奈の進行で語らう。

　現在、雲ノ平山荘 アーティスト・イン・レジデンス・プログラムは2022年の参加アーティストを募集中。詳細は雲ノ平山荘のウェブサイトをチェックしてほしい。