EXHIBITIONS
ミズテツオ展 MIZÙ
活動50周年を迎えた画家・ミズテツオの個展がホワイトストーン・ギャラリー軽井沢で開催されている。
1944年生まれのミズテツオ(MIZÙ)は、船舶間のコミュニケーションに不可欠な「国際信号旗」を絵画世界に取り込み、独自の世界を確立。1980年代から1990年代にかけて欧州で脚光を浴び、イタリア、フランス、スペインなどで展覧会が多数開催されてきた。
ミズによる「フラッグ」は、抽象画でありながらどこか詩的な抒情をあわせ持つ作品シリーズ。抽象の粋を極めた絵肌、曲線・色彩のインスピレーションの源は、船上にはためくフラッグであると同時に、イタリアの広場で明るい太陽の下にたなびいていた万国旗の数々でもあったという。
また抒情性という点では、画家が師と仰ぐモディリアーニや竹久夢二の哀愁を帯びた作風の影響も見られる。その他、浮世絵や花札の絵柄といった日本文化固有の含蓄をも感じさせるマットな質感も合わさり、ミズの作品は見る者を強く惹きつける。
本展では、1990年代から2000年代の代表的な「フラッグ」作品を中心に、現在へ至る抽象化の過程が垣間見られる重要な初期作品「声」、そして2020年のコロナ苦境にいち早く反応し筆を執った「CORONA, ViRUS」、2021年の最新作までを展覧する。
1944年生まれのミズテツオ(MIZÙ)は、船舶間のコミュニケーションに不可欠な「国際信号旗」を絵画世界に取り込み、独自の世界を確立。1980年代から1990年代にかけて欧州で脚光を浴び、イタリア、フランス、スペインなどで展覧会が多数開催されてきた。
ミズによる「フラッグ」は、抽象画でありながらどこか詩的な抒情をあわせ持つ作品シリーズ。抽象の粋を極めた絵肌、曲線・色彩のインスピレーションの源は、船上にはためくフラッグであると同時に、イタリアの広場で明るい太陽の下にたなびいていた万国旗の数々でもあったという。
また抒情性という点では、画家が師と仰ぐモディリアーニや竹久夢二の哀愁を帯びた作風の影響も見られる。その他、浮世絵や花札の絵柄といった日本文化固有の含蓄をも感じさせるマットな質感も合わさり、ミズの作品は見る者を強く惹きつける。
本展では、1990年代から2000年代の代表的な「フラッグ」作品を中心に、現在へ至る抽象化の過程が垣間見られる重要な初期作品「声」、そして2020年のコロナ苦境にいち早く反応し筆を執った「CORONA, ViRUS」、2021年の最新作までを展覧する。