EXHIBITIONS

日比谷OKUROJIアートフェア2022

日比谷OKUROJI
2022.03.10 - 03.13

日比谷OKUROJI 周辺地図

会場風景より

会場風景より

会場風景より

野島良太 My House ※参考作品
© Ryota Nojima Courtesy of HAGIWARA PROJECTS

鈴木由衣 つぼのなる木たわたわ
© Yui Suzuki Courtesy of HARMAS GALLERY

ミナミ・ノリタカ B1004(「1972」より)
© Noritaka Minami Courtesy of KANA KAWANISHI GALLERY

村松佑樹 梨とお茶
© Yuki Muramatsu Courtesy of LEESAYA

野村浩 101 EYES' GLASSES Paintings #083
©︎ Hiroshi Nomura Courtesy of POETIC SCAPE

鈴木操 Untitled(Non-homogeneous arrangement)
Photo by Toru Sakai © Sou Suzuki Courtesy of TAV GALLERY

大八木夏生 格子模様と棒棒ボー
© Oyagi Natsuki Courtesy of The Third Gallery Aya

「日比谷OKUROJIアートフェア」が初開催される。7つのギャラリーが集結し、既存の形式にとらわれないアートフェアを立ち上げる。

 出展ギャラリーは、HAGIWARA PROJECTS(清澄白河)、HARMAS GALLERY(清澄白河)、KANA KAWANISHI GALLERY(清澄白河)、LEESAYA(目黒)、POETIC SCAPE(中目黒)、TAV GALLERY(国内どこか)、The Third Gallery Aya(大阪・肥後橋)。本フェアには、株式会社ジェイアール東日本都市開発が協力する。

「日比谷OKUROJIアートフェア」は、大人のこだわりが集まる日比谷の高架下が舞台。東京の中心地である日比谷・銀座の「奥」にあること、また高架下通路の秘めたムードを「路地」という言葉に置き換えることで命名された。

 JR東日本(山手線、京浜東北線、東海道本線)と、JR東海(新幹線)が通る鉄道高架橋の下を300メートルにわたる施設は、1910年(明治43)年にベルリンの高架橋をモデルにドイツ人技師の指導のもと建設されたもので、象徴的な煉瓦アーチは現在も高架橋としても日々鉄道の運行を支えている。

 本フェアが目指すのは、アートフェアの原点に立ち戻り、コアなアートファンにも初めてアートフェアを訪れる人にも、垣根なく現代美術の面白さを伝える場となること。入場料は無料とし、ギャラリーのオーナーそれぞれが自身の言葉で説明を聞けるギャラリーツアーを、会期中毎日2回実施する。また展示室とは別に映像作品上映スペースも設け、コアなアートコレクターもアート初心者も、ゆっくりと映像作品をともに堪能できる環境をつくる。

 そして、アートフェア東京と同じ3月10日~13日を会期とすることで、東京国際フォーラムから徒歩圏内の「日比谷OKUROJI」に足を伸ばすだけで展示の周遊が可能であり、初日の3月10日には、アートフェア東京のチケットなどでカクテルやソフトドリンクを楽める取り組みも行う。

 112年もの歴史を湛えながら日々の交通網を現在進行形で支える鉄道高架橋の姿に、現代美術を発信していく場としての必然性を見出した「日比谷OKUROJI」。「通な大人たちが何かを探し求めたくなるようなワクワク感とともに、深いこだわりと100年の歴史が潜む、ひそかな穴場感」を体感できる新しいアートフェアに期待が高まる。