北澤美術館名品展 エミール・ガレとドーム

　茨城県陶芸美術館で、「北澤美術館名品展 エミール・ガレとドーム」が開催される。

　北澤美術館は、株式会社キッツ（旧北沢バルブ）の創業者・北澤利男によって長野県諏訪湖畔に開設され、長年にわたり収集した美術コレクションを一般に公開する場として、地域文化の向上に寄与している。なかでも、エミール・ガレに代表されるフランスのアール・ヌーヴォー期のガラス工芸のコレクションは名高く、現在ではおよそ1000点のコレクションを誇り「ガラスの美術館」として国内外に知られている。

　本展では、北澤美術館コレクションのなかからアール・ヌーヴォーの巨匠と言われたガラス工芸家、エミール・ガレとドーム兄弟のガラス作品を紹介する。

　会場には、北澤美術館所蔵のエミール・ガレとドーム兄弟の初期〜晩年までのガラス作品、また1900年パリ万国博覧会の出品作や、ドーム家旧蔵の貴重な逸品などを交えた総数約100点が集結。技法や意匠などに分類しながら、エミール・ガレとドーム兄弟の創作の全貌を追う。