EXHIBITIONS
Pictorially yours,
表参道画廊で、大島徹也(多摩美術大学准教授)によるキュレーション展「Pictorially yours,」が開催される。本展は、大島徹也も所属する神楽坂のアトリエに拠点を置く研究会「Studio 138」のメンバーから、小川佳夫、金田実生、小池隆英、中小路萌美、平野泰子、森川敬三、山口牧子、吉川⺠仁の8人を迎える。
2019年設立された「Studio 138」は、現在12名の作家と1名の美術史研究者からなる芸術研究会。本展の企画は、同研究会の発行する冊子『Studio 138』を介しての、同研究会と表参道画廊の交流がきっかけとなった。
「Pictorially yours,」は、英文手紙の結辞「Sincerely yours(敬具)」と「pictorial(絵画の)」という英単語を合成した造語であり、本展は、観客に宛てられた一通の手紙のようなものとして構想されるという。
参加作家は、絵画を軸にそれぞれが抽象的な表現を続けている。本展キュレーションの大島によれば、8人の出品作家たちの仕事は多様だが、「彼らに関してここでひとつ確かに言えるのは、この時代にあって彼らが、絵画の持つ力をなお深く信じ、絵画としての表現、絵画というミディアムの新しい可能性をひたむきに探り続けているということ」だと言う。
多様な表現が響き合う展示空間で、美術に真摯に向き合う作家たちの現在地に注目してほしい。
2019年設立された「Studio 138」は、現在12名の作家と1名の美術史研究者からなる芸術研究会。本展の企画は、同研究会の発行する冊子『Studio 138』を介しての、同研究会と表参道画廊の交流がきっかけとなった。
「Pictorially yours,」は、英文手紙の結辞「Sincerely yours(敬具)」と「pictorial(絵画の)」という英単語を合成した造語であり、本展は、観客に宛てられた一通の手紙のようなものとして構想されるという。
参加作家は、絵画を軸にそれぞれが抽象的な表現を続けている。本展キュレーションの大島によれば、8人の出品作家たちの仕事は多様だが、「彼らに関してここでひとつ確かに言えるのは、この時代にあって彼らが、絵画の持つ力をなお深く信じ、絵画としての表現、絵画というミディアムの新しい可能性をひたむきに探り続けているということ」だと言う。
多様な表現が響き合う展示空間で、美術に真摯に向き合う作家たちの現在地に注目してほしい。