EXHIBITIONS
没後70年 南薫造
日本の印象派とも呼ばれる画家・南薫造(1883〜1950)の初となる大規模回顧展「没後70年 南薫造」が久留米市美術館に巡回する。
広島県呉市安浦町出身の南は、日本近代洋画史を彩る画家のひとり。その活動時期は、明治末から昭和の戦後まもなくの頃にあたり、日本洋画が成熟していく時期と重なる。
一貫して官展の中心的な画家として活躍し、郷里・瀬戸内の光を思わせる豊かな色彩の世界を表現した南。油彩画や水彩画、日本画のほか、創作版画運動の先駆けとされる、自画自刻自摺による版画制作にも取り組んだ。また1932〜43年まで東京美術学校教授を務めて多くの後進を育てるなど、日本の洋画界に多くの業績を残す画家でありながら、その名はまだ広く知られていない。
画家の没後70年を記念し開催する本展は、「初期 美校時代」「留学時代」「帰国後の活躍」「郷里での活動」の4章で構成。東京美術学校在学中の作品に始まり、ヨーロッパ留学時代の作品、文展や帝展、日展の出品作、そしてアジア各地に取材した風景画など、総数201点の作品と51点の資料によって、その画業の全貌を紹介する。
広島県呉市安浦町出身の南は、日本近代洋画史を彩る画家のひとり。その活動時期は、明治末から昭和の戦後まもなくの頃にあたり、日本洋画が成熟していく時期と重なる。
一貫して官展の中心的な画家として活躍し、郷里・瀬戸内の光を思わせる豊かな色彩の世界を表現した南。油彩画や水彩画、日本画のほか、創作版画運動の先駆けとされる、自画自刻自摺による版画制作にも取り組んだ。また1932〜43年まで東京美術学校教授を務めて多くの後進を育てるなど、日本の洋画界に多くの業績を残す画家でありながら、その名はまだ広く知られていない。
画家の没後70年を記念し開催する本展は、「初期 美校時代」「留学時代」「帰国後の活躍」「郷里での活動」の4章で構成。東京美術学校在学中の作品に始まり、ヨーロッパ留学時代の作品、文展や帝展、日展の出品作、そしてアジア各地に取材した風景画など、総数201点の作品と51点の資料によって、その画業の全貌を紹介する。