EXHIBITIONS

没後20年 今竹七郎展

近代日本デザインのパイオニア

「没後20年 今竹七郎展 〜近代日本デザインのパイオニア〜」(西宮市大谷記念美術館、兵庫、2020)展示風景より

今竹七郎 ポスター[第7回秋のをどり] 1941

今竹七郎 ポスター[ランランポマード] 1936

今竹七郎 新聞用カット[ランランチック] 1934-43頃

今竹七郎 ポスター[大毎フェア・ランド] 1936

今竹七郎 ポスター[風邪ならダン] 1958

今竹七郎 パッケージ[オーバンド] 1951

 近代日本デザインのパイオニア・今竹七郎(いまたけ・しちろう)の展覧会が西宮市大谷記念美術館で開催される。

 輪ゴム「オーバンド」の黄色と茶色のパッケージ、メンソレータムのナースなど、いちどは目にしたことのある製品のデザインは今竹によるもの。1905(明治38)年に兵庫県神戸市に生まれた今竹は、日本のグラフィックデザイン界において先駆的な役割を果たした。

 37年に発起人として協力し、『プレスアルト』誌を創刊。同じ頃『廣告界(広告界)』に「シュールレアリスムと商業美術」を寄稿し、39年には「素描教室」のタイトルで、デザイン造形に関する解説を2年にわたって執筆した。

 戦中から2000年に94歳で亡くなるまで西宮市に居住。関西の芸術文化、とりわけデザインの分野に大きな功績を残し、西宮市民文化賞(1970)と兵庫県文化賞受賞(1991)を受賞した。

 本展では、西宮市大谷記念美術館が所蔵する今竹作品の原画、グラフィックデザイン、商品パッケージ、絵画など400余点を展示。多方面で才能を発揮した今竹の足跡をたどり、その芸術を検証する。