EXHIBITIONS
江戸の土木
「土木」は、道路や河川、橋梁、港湾などを造る建設工事のこと。近年、東京では各所で再開発が進み、大規模な土木工事や建設が盛んに行われている。そんななか、橋やダム、河川、地形など、土木に関連するジャンルがある界隈では人気を呼び、書籍や雑誌などのメディアで取り上げられる機会も増えている。
東京のルーツである江戸は、幕府による天下普請をはじめとした様々な土木工事によって発展した都市。本展は、歌川広重や葛飾北斎など、浮世絵師たちが描いた作品を手がかりとして、江戸の土木を読み解く。
主な出品作に、1657年に起きた明暦の大火で江戸市民が隅田川を渡れず、多数の死傷者が出たことから架橋された両国橋を題材とした歌川広重の《東都名所 両国橋夕涼全図》や、江戸で土木工事を担った木挽(こびき)職人や、普請に参加した労働者の人足たちが作業する様子を描いた葛飾北斎の《冨嶽三十六景 遠江山中》など。また、安政の大地震に見舞われた江戸の町の惨状を伝える作品や、復興を象徴する作品なども展示される。
東京のルーツである江戸は、幕府による天下普請をはじめとした様々な土木工事によって発展した都市。本展は、歌川広重や葛飾北斎など、浮世絵師たちが描いた作品を手がかりとして、江戸の土木を読み解く。
主な出品作に、1657年に起きた明暦の大火で江戸市民が隅田川を渡れず、多数の死傷者が出たことから架橋された両国橋を題材とした歌川広重の《東都名所 両国橋夕涼全図》や、江戸で土木工事を担った木挽(こびき)職人や、普請に参加した労働者の人足たちが作業する様子を描いた葛飾北斎の《冨嶽三十六景 遠江山中》など。また、安政の大地震に見舞われた江戸の町の惨状を伝える作品や、復興を象徴する作品なども展示される。