アンドレ・ブッツァー 個展

　現代ドイツ絵画を牽引する画家のひとり、アンドレ・ブッツァーの個展がOIL by 美術手帖ギャラリーで開催。本展では、2007年から18年にかけて制作されたペインティングやシルクスクリーン作品が展示される。

　ブッツァーは1973年ドイツ・シュトゥットガルト生まれ。2000年、ハンブルクのアカデミー・アイソトロップを卒業。ゲルハルト・リヒターやゲオルク・バゼリッツの継承者とも言われており、中堅の現代ドイツ絵画の中心的存在と言える画家のひとりだ。今年5月には、CELINEとコラボレーションしたアイテムが、メンズ2020年サマーカプセルコレクションとして発表されるなど、日本をはじめ世界各地で高い評価を受けている。

　多様な制作手法による、キャラクターを用いたポップでカラフルな作風のほか、抽象画やミニマリズムの影響が見られる作品まで、幅広い表現を行ってきたブッツァー。「絵画の歴史」と向き合った、作家自身の模索の表れとも読み取ることができる多様な作品が一堂に会す本展では、作家が紡いできた表現の「歴史」をたどることができる。

　なお本展出品作の販売は、渋谷PARCO2階店舗「OIL by 美術手帖」では10月2日 11:00から開始。ECサイト「OIL by 美術手帖」では、10月3日 11:00からとなる。