彦坂敏昭 個展「Flash」

　京都を拠点に活動する画家・彦坂敏昭の個展がFINCH ARTSで開催される。

　彦坂は1983年愛知県生まれ。絵画を広いパースペクティヴのなかでコミュニケーション手段ととらえ、人とイメージの関係を問い直す実践を展開している。2009年はポロック・クラズナー財団（ニューヨーク）より制作支援を受け、15年にはポーラ美術振興財団在外研修員としてイギリスとアイスランドに滞在した。

　これまで、大和日英基金（ロンドン、2017）、AISHONANZUKA（香港、2016）、大原美術館（岡山、2009）、資生堂ギャラリー（東京、2008）などで作品を発表。また、兵庫県立美術館、京都芸術センター、東京都現代美術館などでのグループ展を主催し、その他に、鬣（たてがみ）恒太郎、前谷開とともアーティストグループ「木曽路」としても活動している。京都芸術大学こども芸術学科講師。

　本展では、新作の写真、映像作品を中心に構成される、近年の彦坂のイメージとの関わりを概観する意欲的な展覧会となる。