EXHIBITIONS
絵の旅 vol.5
MA2 Galleryの展覧会シリーズ「絵の旅」の5回目が開催。今回は、伊庭靖子、岡﨑乾二郎、関根直子、東城信之介の4名を紹介する。
伊庭は1967年京都府生まれ、90年嵯峨美術短期大学版画科専攻科修了。自ら撮影した写真をもとに、モチーフの質感やそれがまとう光を描くととで、ものの佇まいや景色を表現し続けてきた。その静謐な作品は見る者の琴線を揺さぶり、存在に対する視線のあり方や、心の行方を静かに深く問いかける。
岡﨑は1955年東京都生まれ。国内での発表をはじめ、82年のパリ・ビエンナーレ招聴以来、数多くの国際展に出品。総合地域づくりプロジェク卜、ランドスケープデザイン、他分野のアーティストとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。また長年教育活動にも取り組んでおり、芸術の学校である四谷アート・ステュディウム(2002・14)を創設。2019〜20年にかけ、豊田市美術館にて大規模な個展「視覚のカイソウ」を開催。自著『抽象の力近代芸術の解析』で平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)を受賞した。
関根は1977年東京都生まれ、2001年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。一貫して、「人間がイメージを描く」ことの根源的な意味を問う作品を制作。鉛筆やシャープペンシルといった身近なモノクロームの素材を使い、その筆致の重なりや変化によって、風景やイメージを彷彿とさせる作品で評価されてきた。近年ではモノクロームの世界から、色を取り入れる、あるいは周囲の環境を映し込む作品へと進化を見せている。
東城は1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。幼少期より自身にしか見えなかった虚像や心象風景をモチーフに、薄い金属板の表面に傷をつけるなどして再現・作品化している。2次元から現れる3次元はイリュージョンであり、光や空間から様々な影響を受け、レンチキュラーやホ口グラムとはまた違った見え方が独自の世界観を成立させている。
ジャンルにとらわれず、多様な表現がなされるようになった現代。そんないまでも「絵」を好む声を多く受けて、絵画の魅力を探ってきた「絵の旅」シリーズ。今回は「表層からの冒険へ」をテーマに、作家4人による、視覚的な揺らぎや層を幾重にも持つ作品を中心に展示する。
伊庭は1967年京都府生まれ、90年嵯峨美術短期大学版画科専攻科修了。自ら撮影した写真をもとに、モチーフの質感やそれがまとう光を描くととで、ものの佇まいや景色を表現し続けてきた。その静謐な作品は見る者の琴線を揺さぶり、存在に対する視線のあり方や、心の行方を静かに深く問いかける。
岡﨑は1955年東京都生まれ。国内での発表をはじめ、82年のパリ・ビエンナーレ招聴以来、数多くの国際展に出品。総合地域づくりプロジェク卜、ランドスケープデザイン、他分野のアーティストとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開してきた。また長年教育活動にも取り組んでおり、芸術の学校である四谷アート・ステュディウム(2002・14)を創設。2019〜20年にかけ、豊田市美術館にて大規模な個展「視覚のカイソウ」を開催。自著『抽象の力近代芸術の解析』で平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)を受賞した。
関根は1977年東京都生まれ、2001年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。一貫して、「人間がイメージを描く」ことの根源的な意味を問う作品を制作。鉛筆やシャープペンシルといった身近なモノクロームの素材を使い、その筆致の重なりや変化によって、風景やイメージを彷彿とさせる作品で評価されてきた。近年ではモノクロームの世界から、色を取り入れる、あるいは周囲の環境を映し込む作品へと進化を見せている。
東城は1978年長野県生まれ、2004年東京造形大学造形学部美術学科比較造形卒業、05年同大学研究生修了。幼少期より自身にしか見えなかった虚像や心象風景をモチーフに、薄い金属板の表面に傷をつけるなどして再現・作品化している。2次元から現れる3次元はイリュージョンであり、光や空間から様々な影響を受け、レンチキュラーやホ口グラムとはまた違った見え方が独自の世界観を成立させている。
ジャンルにとらわれず、多様な表現がなされるようになった現代。そんないまでも「絵」を好む声を多く受けて、絵画の魅力を探ってきた「絵の旅」シリーズ。今回は「表層からの冒険へ」をテーマに、作家4人による、視覚的な揺らぎや層を幾重にも持つ作品を中心に展示する。