EXHIBITIONS

Treasures of Fashion ヴァレリー・スティールの審美眼

ローブ・ア・ラ・フランセーズ 1760頃 フランス

アビ・ア・ラ・フランセーズ 1760-70頃 フランス

レセプション・ドレス 1890頃 フランス

マリアノ・フォルチュニィ  「デルフォス」ドレス(1920頃)、「キモノ」ジャケット(1925頃)

クリスチャン・ディオール イヴニング・ドレス 1953

川久保玲/コム・デ・ギャルソン ドレス 1997 小山壽美代氏寄贈

ガブリエル・シャネル イヴニング・ドレス 1929

ジャック=アンリ・ラルティーグ ドラッグ競馬会の日 パリ、オートゥイユ競馬場 1911

 ファッションを扱う教育機関として世界的に知られるニューヨーク州立ファッション工科大学に併設されるミュージアム(略称MFIT)。そのディレクター兼チーフキュレーターのヴァレリー・スティールをゲストキュレーターに迎えた展覧会が開催される。

 スティールは1997年から現職。キュレーションを手がけた最新の展覧会に「Paris, Capital of Fashion」展。これまでMFITで企画した展覧会の回数は30近くに上る。キュレーターとしての活動にとどまらず多方面で活躍し、ファッションに関する著書は30冊以上。ワシントンポスト紙において「ファッション界でもっとも聡明な女性」と称される。

 本展では、スティールが神戸ファッション美術館の所蔵品より、18世紀のロココから現代までの西洋のドレスや、ファッション写真など約150点をセレクト。ファッションの背景にある文化や社会性を読み解いてきたスティール独自の視点で、同館の収蔵品の新たな魅力を紹介する。