WINTER SHOW

　ヒロマート・ギャラリーで毎冬恒例となるギャラリーアーティストのグループ展「WINTER SHOW」。今回は、3人のペインター、クリストファー・ダンラップ（アメリカ）、ロビン・フライ（カナダ）、モキ（ドイツ）の作品をセレクトして展示する。

　ダンラップはニューヨーク拠点に活動。シンプルなかたちの反復や色彩の組み合わせなどによって幾何学的空間を持つ絵画を描いている。これまで、Site 131（ダラス）やSpring Break Art Fair（ニューヨーク）などのグループ展に多数参加。日本では19年に初個展を開催した。

　フライは、20年以上にわたって、アブストラクト・フィギュラティブ・ペインティングを制作。ヨーロッパのモダニズム、年代物のグラフィック・アートや、日常のあらゆる様相を参照し、技法や素材を絶え間なく変化させながら、制作を通して精神の影の部分を探求している。

　モキはベルリンを拠点に、北アメリカやヨーロッパ、アジアなどで個展開催やグループ展に参加。最近作では「不在」を主題としたシュールな絵画作品を発表。またグラフィックノベルも手がけており、『Sumpfland』（2019）、『Wandering Ghost』（2011）などが出版されている。