EXHIBITIONS
記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠
ニーノ・カルーソ
イタリア現代陶芸の巨匠、ニーノ・ カルーソの没後初となる回顧展が開催される。
カルーソは1928年生まれ。神話性や象徴性をテーマのひとつに、初期ではそれらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作。やがて古代ローマの遺跡などを思わせる壁面や柱、門などを造形し、古代と現代を結ぶ空間の構築を目指した。
とりわけ、1960年代中頃以降に手がけた、発泡スチロールを素材とする作品群では、空間に特有のリズムを与え、芸界における革新的な手法として世界的に高く評価された。
日本では、京都国立近代美術館での「現代国際陶芸展」(1964)や「現代の陶芸―ヨーロッパと日本」(1970)などに出展。また滋賀県立陶芸の森の野外モニュメント《風と星》(1991)のデザインや、岐阜県で開催される国際陶磁器展美濃で審査員を歴任した。
本展では、日本とも深い関わりを持つカルーソの偉業を、初期から晩年までの代表作約90点やデザインワーク、スケッチなどの資料を通じて紹介。アイデアや素材、記憶、空間が有機的に結びついた、カルーソの造形世界を回顧する。
カルーソは1928年生まれ。神話性や象徴性をテーマのひとつに、初期ではそれらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作。やがて古代ローマの遺跡などを思わせる壁面や柱、門などを造形し、古代と現代を結ぶ空間の構築を目指した。
とりわけ、1960年代中頃以降に手がけた、発泡スチロールを素材とする作品群では、空間に特有のリズムを与え、芸界における革新的な手法として世界的に高く評価された。
日本では、京都国立近代美術館での「現代国際陶芸展」(1964)や「現代の陶芸―ヨーロッパと日本」(1970)などに出展。また滋賀県立陶芸の森の野外モニュメント《風と星》(1991)のデザインや、岐阜県で開催される国際陶磁器展美濃で審査員を歴任した。
本展では、日本とも深い関わりを持つカルーソの偉業を、初期から晩年までの代表作約90点やデザインワーク、スケッチなどの資料を通じて紹介。アイデアや素材、記憶、空間が有機的に結びついた、カルーソの造形世界を回顧する。