EXHIBITIONS
ユアサエボシ「侵入するスペクトル」
「ユアサエボシ」は大正生まれの架空の三流画家。画家を目指して16歳で福沢一郎絵画研究所へ通ってシュルレアリスムと出会い、戦後は進駐軍がもたらしたアメリカ文化の影響を受けて、山下菊二らが結成した前衛美術会に参加するという設定で、1983年生まれの実在のユアサエボシが取り組むプロジェクトだ。
ユアサは2005年東洋大学経済学部、08年に東洋美術学校絵画科を卒業。第10回絹谷幸二賞(2018)を受賞。今年3月に初個展「プラパゴンの馬」(EUKARYOTE、東京)を、続いて個展「曲馬考」(銀座 蔦屋書店 アートウォールギャラリー、2019)を開催した。
戦前に生まれた画家に擬態することについて、「架空の略歴を参照しながら、当時実際にありえたかもしれない作品を作り続け、制作を通して架空の人物が徐々に肉づけされていく。現実の私が死んだ後に歴史にエラーを忍び込ませたい」と話すユアサ。本展では、150号の大型作品を中心に、60年代の社会事象をとらえた作品や、架空の「ユアサエボシ」の個人的体験に焦点を当てた新旧作を展示する。
ユアサは2005年東洋大学経済学部、08年に東洋美術学校絵画科を卒業。第10回絹谷幸二賞(2018)を受賞。今年3月に初個展「プラパゴンの馬」(EUKARYOTE、東京)を、続いて個展「曲馬考」(銀座 蔦屋書店 アートウォールギャラリー、2019)を開催した。
戦前に生まれた画家に擬態することについて、「架空の略歴を参照しながら、当時実際にありえたかもしれない作品を作り続け、制作を通して架空の人物が徐々に肉づけされていく。現実の私が死んだ後に歴史にエラーを忍び込ませたい」と話すユアサ。本展では、150号の大型作品を中心に、60年代の社会事象をとらえた作品や、架空の「ユアサエボシ」の個人的体験に焦点を当てた新旧作を展示する。