EXHIBITIONS
令和元年度相模原市収蔵美術品展
江成常夫写真展 花嫁のアメリカ 歳月の風景 1978―1998
第二次世界大戦後の1950年代、進駐軍の関係者との結婚で海を渡った多くの日本人女性たち。こうした女性たちは「戦争花嫁」と呼ばれ、過酷な経済状況や人種差別、同じ日本人からの蔑視といった様々な困難に遭いながらも強く、美しく生きた。
相模原市出身の写真家・江成常夫が撮影した《花嫁のアメリカ》(1980)は、そんな女性たちの姿を写し言葉に耳を傾けた作品。戦中、戦後を生きた女性らの姿と言葉を詳細に記録した同作品は、戦後史の裏打ちと呼べるものとなった。
《花嫁のアメリカ》の撮影から20年後の90年代後半、再び花嫁たちのもとを訪れた江成。《花嫁のアメリカ 歳月の風景1978―1998》(2000)にまとめられた当時の写真は、より豊かに暮らす花嫁たちの姿をとらえた。
本展は、新しい元号を迎えた今日、江成の「花嫁」シリーズを改めて紹介するもの。戦争の時代であった昭和を生き、平成の時代にかけて受け継がれてきた花嫁たちの姿と言葉を令和時代に再度提示し、国際社会や歴史、家族のあり方を問い直すきっかけとなることを願う。
相模原市出身の写真家・江成常夫が撮影した《花嫁のアメリカ》(1980)は、そんな女性たちの姿を写し言葉に耳を傾けた作品。戦中、戦後を生きた女性らの姿と言葉を詳細に記録した同作品は、戦後史の裏打ちと呼べるものとなった。
《花嫁のアメリカ》の撮影から20年後の90年代後半、再び花嫁たちのもとを訪れた江成。《花嫁のアメリカ 歳月の風景1978―1998》(2000)にまとめられた当時の写真は、より豊かに暮らす花嫁たちの姿をとらえた。
本展は、新しい元号を迎えた今日、江成の「花嫁」シリーズを改めて紹介するもの。戦争の時代であった昭和を生き、平成の時代にかけて受け継がれてきた花嫁たちの姿と言葉を令和時代に再度提示し、国際社会や歴史、家族のあり方を問い直すきっかけとなることを願う。