EXHIBITIONS
久野真展 -Metal Works-
鉄、鉛、ステンレスなど金属による絵画で知られ、名古屋を拠点に国際的に活躍した美術家・久野真。1950年代、久野は石膏による抽象絵画で注目され、60年代からは、鉄、鉛、ステンレスへと素材を変えながら、従来の絵画のイメージを覆す大胆かつ繊細な作品を制作し続けた。
なかでも66年のニューヨーク研究滞在時に出会ったステンレスと晩年まで格闘。初期のステンレス作品では、不安定な構造や錯覚を利用することで不思議な緊張感や浮遊感を漂わせ、80年代半ばからは直線と曲線の双方を取り入れて、ときの流れや詩情を帯びた豊かな世界を表現した。
本展では初期から晩年までの代表作をはじめ、アトリエに残された10メートル超の大作、またスケッチや制作風景の写真などの資料も展示。緊張感や躍動感、そして詩情をも感じさせる久野の作品世界を紹介する。
なかでも66年のニューヨーク研究滞在時に出会ったステンレスと晩年まで格闘。初期のステンレス作品では、不安定な構造や錯覚を利用することで不思議な緊張感や浮遊感を漂わせ、80年代半ばからは直線と曲線の双方を取り入れて、ときの流れや詩情を帯びた豊かな世界を表現した。
本展では初期から晩年までの代表作をはじめ、アトリエに残された10メートル超の大作、またスケッチや制作風景の写真などの資料も展示。緊張感や躍動感、そして詩情をも感じさせる久野の作品世界を紹介する。