EXHIBITIONS
札幌美術展 砂澤ビッキ ―風―
北海道の豊かな木材資源をもとに、ダイナミックな造形を手がけた彫刻家・砂澤ビッキの没後30年を記念した展覧会が開催される。
砂澤は1931年旭川市生まれ。木という素材に向き合い続け、木に宿る「樹氣(きき)」をあらわにすることに挑んだ。その作品のひとつ、「風」のシリーズは、樹氣が力強く躍動感のあるかたちで表現されており、ビッキの自然への畏怖の念を体感させてくれるもの。また、札幌芸術の森美術館併設の野外美術館で常設展示される大作《四つの風》は、30年以上経過したいま、彫刻家の生前の意図を汲み、自然の成り行きに任せ、「風雪という名の鑿(のみ)」によって変化を続けている。
本展では、「風」シリーズを中心とした彫刻作品とともに、これまでの《四つの風》の記録を写真や映像で紹介。自然が芸術に与える力を明らかにする。このほか、「絵描きとしてのビッキ」「カナダでの制作」「ビッキの遺したもの、そして没後の30年」など多彩なセクションを設け、同館が行ってきた研究・調査の成果と新たな視点を交えて、砂澤の功績を回顧する。
砂澤は1931年旭川市生まれ。木という素材に向き合い続け、木に宿る「樹氣(きき)」をあらわにすることに挑んだ。その作品のひとつ、「風」のシリーズは、樹氣が力強く躍動感のあるかたちで表現されており、ビッキの自然への畏怖の念を体感させてくれるもの。また、札幌芸術の森美術館併設の野外美術館で常設展示される大作《四つの風》は、30年以上経過したいま、彫刻家の生前の意図を汲み、自然の成り行きに任せ、「風雪という名の鑿(のみ)」によって変化を続けている。
本展では、「風」シリーズを中心とした彫刻作品とともに、これまでの《四つの風》の記録を写真や映像で紹介。自然が芸術に与える力を明らかにする。このほか、「絵描きとしてのビッキ」「カナダでの制作」「ビッキの遺したもの、そして没後の30年」など多彩なセクションを設け、同館が行ってきた研究・調査の成果と新たな視点を交えて、砂澤の功績を回顧する。