EXHIBITIONS
天明屋尚「国津神」
日本画の技法を用いながら、機械やロボットという現代的なモチーフを描いた「Japanese Spirit」シリーズなどで知られる天明屋尚(てんみょうや・ひさし)。日本画と現代風俗を融合させた「ネオ日本画」を提唱し、これまで戦国時代のばさら大名や江戸時代の傾奇者、現代のストリート文化といった日本の祝祭的な美の系譜を取り上げてきた。
天明屋が2年ぶりの個展でモチーフとするのは「国津神」。国津神とは、高天原から天降った神々である天津神とは対置の、豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)で生まれた、古来から日本の地に土着する荒ぶる神々のこと。天明屋が創造した風神、雷神、雪神、雨神、虹神、海神、山神、火神の8つの神々は、各々が神獣や雲に乗って来訪し、此岸と彼岸の理を超越した目に見えない霊的存在である鬼として描かれる。
会場中央の奥には神社の御神体に着想を得た立体作品を設置し、そこに8つの御神体を納めて神社仏閣のような日本の伝統的な神聖空間を再現。芸術作品を祀るホワイトキューブを、神仏を祀る抽象空間へのオマージュで上書きするアンチ・サイトスペシフィックな展示となる。
天明屋が2年ぶりの個展でモチーフとするのは「国津神」。国津神とは、高天原から天降った神々である天津神とは対置の、豊葦原中国(とよあしはらのなかつくに)で生まれた、古来から日本の地に土着する荒ぶる神々のこと。天明屋が創造した風神、雷神、雪神、雨神、虹神、海神、山神、火神の8つの神々は、各々が神獣や雲に乗って来訪し、此岸と彼岸の理を超越した目に見えない霊的存在である鬼として描かれる。
会場中央の奥には神社の御神体に着想を得た立体作品を設置し、そこに8つの御神体を納めて神社仏閣のような日本の伝統的な神聖空間を再現。芸術作品を祀るホワイトキューブを、神仏を祀る抽象空間へのオマージュで上書きするアンチ・サイトスペシフィックな展示となる。