EXHIBITIONS
サロン展「南 薫造展」「山口草四朗展」
南 薫造は1883年、広島県賀茂郡内海町(現・呉市安浦町)生まれの画家。1902年に東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学し、西洋画を専攻。卒業後はイギリスへ留学し、その後もフランスなどヨーロッパ諸国をめぐりながら研鑽を積んだ。
帰国後の10年に、第4回文展で渡欧作《坐せる女》が三等を受賞。同展での受賞を重ね、その後は水彩画会創立や帝展の審査員を務めながら、洋画家として精力的な活動を続けた。また、32年から11年間にわたって東京美術学校で教鞭を執り、美術教育に寄与したほか、帝室技芸員も務めた。南の作品はしばしば「印象派風」と称されるほど鮮やかな色彩に満ち、詩情あふれる風景画や人物画によって近代日本洋画壇に大いに貢献した。
本展は、東京では初となる南薫造の回顧展。渋谷区立松濤美術館へ新たに収蔵された作品を中心に、その画業の変遷をたどる。また、渋谷にゆかりのある洋画家・山口草四朗の油彩画や水彩画12点で構成する展覧会も同時開催される。
帰国後の10年に、第4回文展で渡欧作《坐せる女》が三等を受賞。同展での受賞を重ね、その後は水彩画会創立や帝展の審査員を務めながら、洋画家として精力的な活動を続けた。また、32年から11年間にわたって東京美術学校で教鞭を執り、美術教育に寄与したほか、帝室技芸員も務めた。南の作品はしばしば「印象派風」と称されるほど鮮やかな色彩に満ち、詩情あふれる風景画や人物画によって近代日本洋画壇に大いに貢献した。
本展は、東京では初となる南薫造の回顧展。渋谷区立松濤美術館へ新たに収蔵された作品を中心に、その画業の変遷をたどる。また、渋谷にゆかりのある洋画家・山口草四朗の油彩画や水彩画12点で構成する展覧会も同時開催される。