EXHIBITIONS

中国陶磁百花

2019.01.02 - 03.06

白釉黒花牡丹文壺 磁州窯  北宋 11〜12世紀

五彩花鳥龍文大皿 漳州窯 明時代 16〜17世紀

五彩透彫仙盞瓶水注 景徳鎮窯 明時代 16世紀 重要美術品

青花蓮池文壺 景徳鎮窯 明時代 17世紀

 「花」は世界にある様々な文様の中で、もっとも多く用いられるモチーフのひとつ。中国でも古くから牡丹や蓮などの美しい花が描かれたうつわが人々の生活を彩った。また、古来より花を愛でる文化があった中国では陶磁製の花器も多く生産された。

 これらの花器は、平安時代以降の日本にももたらされ、鎌倉時代には室内装飾にも大きな影響を与えている。いっぽう、中国の陶磁装飾で言えば、いくつかの技法の名称には「印花」や「貼花」、「青花」など文様を意味する「花」の文字がついたものが多い。

 本展は、「花」をテーマに、「うつわ」、花を活ける道具「花器」、「装飾技法」の3つの視点から中国陶磁の魅力を紹介する。