EXHIBITIONS

百(もも)の手すさび

近代の茶杓と数寄者往来

MIHO MUSEUM|10.19 - 12.01

益田鈍翁作 茶杓 歌銘「年暮」  昭和13(1938)年 全期間展示

千利休作 茶杓 銘「タヽイエ様参」 安土桃山時代 北村美術館蔵 展示期間:10月20日-11月11日

沙門地獄草紙 解身地獄 鎌倉時代(益田鈍翁旧蔵) MIHO MUSEUM蔵 展示期間:11月13日-12月2日

益田非黙作 黒茶碗 銘「翁さひ」 全期間展示

高橋箒庵作 茶杓 銘「雲龍」 全期間展示

上村松園作 茶杓 銘「蜻蛉」 全期間展示

住友春翠作 茶杓 銘「破窓」 大正10(1921)年 全期間展示

小井戸茶碗 銘「六地蔵」 朝鮮時代 泉屋博古館分館蔵 全期間展示

谷崎潤一郎作 茶杓 銘「細雪」 逸翁美術館蔵 全期間展示

 茶道具のひとつ「茶杓」は、茶器に入っている抹茶をすくい茶碗に入れるためのもの。古来より大切に扱われ、一見シンプルな一片の匙は、つくり手の美意識や人柄が映し出されている。

 明治維新以後、近代日本の政財界を牽引した名だたる実業家たちは、茶の湯の場で数寄者として互いに親交を深め、その一環として自ら削った茶杓を贈り合った。

 本展は、竹芸家の池田瓢阿(ひょうあ)監修のもと、近代茶杓の礎となった安土桃山時代から江戸時代の茶杓を通した交友を回顧。三井財閥を支えた益田鈍翁(どんおう)を中心とする東西の近代数寄者約30名が削った茶杓が一堂に集う。

 また、近代に活躍した女性のほか、文化人・芸術家らによる茶杓もあわせて100余点を展示。日本の経済だけでなく、文化面においても新たな風を巻き起こした偉人たちの存在を、茶杓を通じてたどる。