EXHIBITIONS
岡原功祐展「Ibasyo 自傷する少女たち“存在の証明”」
居場所を失い、痛々しい傷を負った女性たちを取材してきた写真家・岡原功祐。本展は、自らの存在を見出そうとする女性たちの叫びに寄り添いながら、その姿を写真に収めた岡原のルポタージュ『Ibasyo』(工作舎、2018)の世界を表現する。
岡原は1980年東京都出身。人の居場所を主なテーマに撮影を続け 、これまでに写真集『Contact #1』『消逝的世界』『Almost Paradise』『Fukushima Fragments』を上梓。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶ「Joop Swart Masterclass」に日本人として初選出、Photo District Newsが選ぶ世界の若手写真家30人にも取り上げられた。
本展の軸となる『Ibasyo』は、岡原が6人の女性それぞれのために手製本で制作。貸出本として希望者に貸し出し、本の半分を占める白紙部分には女性へのメッセージを書いてもらうことで完成した。6冊の本は女性たちのもとに届けられ、寄せられた言葉1つひとつが、女性たちの存在を認識するメッセージとなっている。
会場では、岡原と女性たちとの14年にわたる歩み、世界中を旅した手製の貸本プロジェクトを経て、『Ibasyo』出版に至るまでのプロセスを提示する。
岡原は1980年東京都出身。人の居場所を主なテーマに撮影を続け 、これまでに写真集『Contact #1』『消逝的世界』『Almost Paradise』『Fukushima Fragments』を上梓。2009年には世界報道写真財団が世界中の若手写真家から12人を選ぶ「Joop Swart Masterclass」に日本人として初選出、Photo District Newsが選ぶ世界の若手写真家30人にも取り上げられた。
本展の軸となる『Ibasyo』は、岡原が6人の女性それぞれのために手製本で制作。貸出本として希望者に貸し出し、本の半分を占める白紙部分には女性へのメッセージを書いてもらうことで完成した。6冊の本は女性たちのもとに届けられ、寄せられた言葉1つひとつが、女性たちの存在を認識するメッセージとなっている。
会場では、岡原と女性たちとの14年にわたる歩み、世界中を旅した手製の貸本プロジェクトを経て、『Ibasyo』出版に至るまでのプロセスを提示する。