野村和弘「ドット ペインティング」

　彫刻や絵画、映像など多岐にわたって表現する野村和弘の個展が開催される。

　野村は1958年高知県生まれ。ドイツ学術交流会（DAAD）奨学生として渡独し、90年にデュッセルドルフ美術アカデミーで学位を取得。近年の個展に「イヤリングと葡萄」（void+、2017）や「女性靴とボタン」（Gallery 21yo-j、2017）。グループ展では「春を待ちながら ーやがて色づく景色をもとめて」（十和田市現代美術館、2015）、「六本木クロッシング2016展 僕の身体あなたの声」（森美術館、2016）などに参加している。

　本展では、野村の絵画シリーズを久しぶりに展示。厳密なルールのもと、視覚を試すような微細なドットで描かれた絵画は、構成される色点の位置によって無数のバリエーションを持つ。