EXHIBITIONS

井坂 健一郎 展「風が変えたものたち」

2026.03.16 - 03.24
 ギャラリー上田で、井坂健一郎による個展「風が変えたものたち」が開催される。

 井坂健一郎は1966年生まれ。91年に東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻を卒業、95年に筑波大学大学院修士課程芸術研究科美術専攻を修了。99年に同大学院博士課程芸術学研究科芸術学専攻を満期退学。現在は山梨大学大学院教育学域教授を務める。

 本展では、陽極酸化皮膜を施したチタンにアルキド樹脂絵具を重ね合わせた絵画作品を展示する。光の屈折によって色彩が変化する作品表面は、鑑賞者の位置や視線の角度、距離、高低差、光源の種類によって異なる表情を見せる。アルキド樹脂絵具で描かれた箇所には、気泡のように分裂する表情が現れ、網の目をくぐり抜けるように下層の色彩が浮かび上がる構造を成す。その像は雲や花を思わせ、一定の姿を留めない存在として立ち現れる。

 本展は約13点の絵画作品によって構成され、あわせて10×10センチメートルの小作品も出品予定。視点と光によって変化し続ける絵画体験を提示する展覧会となりそうだ。