準備している時が一番もりあがる

　現代詩人のカニエ・ナハと、画家の中島あかねによる2人展が開催される。

　ナハは1980年神奈川県出身、2016年に詩集『用意された食卓』(2015)で第21回中原中也賞を受賞。詩やエッセイ、書評などを発表するほか、本の装丁や手製の詩集プロジェクトにも取り組み、現代アーティストとのコラボレーションや朗読パフォーマンスも行う。主な作品に、詩集『IC』（2017）、『馬引く男』（2016）、『MU』（2014）、『オーケストラ・リハーサル』（2013）。

　いっぽう、中島は第11回グラフィック「1_WALL」グランプリ受賞以来、活動の幅を広げながら、原初的な形態のドローイングを手がけてきた。淡く軽やかな印象を与える作品は、同時に生理的感覚に訴える生々しさと微細なディテールを持ち合わせている。

　「詩」「絵」というそれぞれのジャンルに軸足を置きつつ、近年は映像作品への参加やパフォーマンスなど横断的に活動するナハと中島。詩集『用意された食卓』以降、詩とヴィジュアル（装画）とでコラボレーションを重ねてきた2人が、今回初めて詩集からとびだし、展示というかたちで、絵と詩の新しいコラボレーションを探る。

　また、毎週末に展示が変化していく。

1月27日（土）、28日（日）：じゅんびばんたん
2月3日（土）、4日（日）：じゅんびたいそう
2月10日（土）、11日（日）：じゅんびちゅう
2月17日（土）、18日（日）：じゅんびちゃん
2月24日（土）、25日（日）：じゅんびぶそく