小瀬村真美・林勇気・松原健 - Recall

　「恵比寿映像祭」関連企画として、身近にある物や風景を用いて、アナログとデジタルを組み合わせ作品を制作する小瀬村真美、林勇気、松原健によるグループ展が開催される。

　小瀬村は写真の加工や絵画の構図などを巧みに利用した映像インスタレーション、写真作品を手がけ、林は自身で撮影した膨大な量の写真をコンピュータに取り込み、切り抜き重ね合わせ、現代的なコミュニケーションのあり方を想起させるアニメーションを制作。松原は近年までニューヨークを拠点に活動し、人々の心の奥底に沈む記憶を、オブジェと反復される映像のゆらぎによって呼び覚ます作品をつくり上げている。

　本展では、ギャラリーの空間を生かし、通常のスクリーニングとは違った手法で小瀬村真美は「静」、林勇気は「多次元」、松原健は「循環」を表現した映像作品を発表。それぞれ異なる時間軸と方法で、身近に体験できるような作品が揃う。