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常盤山文庫×慶應義塾 臥遊(がゆう)―時空をかける禅のまなざし

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 慶應義塾ミュージアム・コモンズで「常盤山文庫×慶應義塾 臥遊(がゆう)―時空をかける禅のまなざし」が開催されている。

 本展は常盤山文庫コレクションと慶應義塾の収蔵品より、禅宗の美術の展覧会を開催している。鎌倉時代、禅宗とともに日本に入り、禅寺で珍重された中国文化。それらは宗教の枠組みを越えて日本の風土のなかで広がり、室町文化の土壌となった。

 常盤山文庫は、1943年に実業家菅原通濟がその母体を築いたコレクションで、その一部は、慶應義塾に寄託されている。常盤山文庫の創立80周年を記念した本展では、寄託品のなかから、室町絵画の名品を中心に紹介する。あわせて、慶應義塾の収蔵品より、一休や雪舟の作品を、2021年の寄贈後初めて披露する。