高松明日香「泡と氷 The Bubbles and Ice」

　香川県高松市出身・在住の画家、高松明日香による展示「泡と氷　The Bubbles and Ice」が、丸亀市市民交流活動センター マルタスで開催される。

　高松は1984年生まれ。2007年に尾道市立大学芸術文化学部美術学科デザインコースを卒業後、09年に同大学大学院美術研究科美術専攻を修了した。17年香川県文化芸術新人賞受賞。近年の個展に「高松明日香展 真昼の幻影」（GALLERYエクリュの森、静岡、2021）、グループ展に「シェル美術館 アーティスト・セレクション2021」（国立新美術館、東京）などがある。

「日々の何気ない食事や喫茶の風景を集めました。記憶に残らない日々の中にこそ、幸福がつまっているように思います」と語る高松。身近な風景や映画のワンシーン、インターネットの画像などをモチーフとし、その絵画を組み合わせて生まれる高松の作品は、まるで物語を見せるように、その奥にある時間や記憶を私たちに起想させる。

「泡と氷　The Bubbles and Ice」と題した今回の展示は、同じ土地と時間のなかで生きる画家の眼を通し、様々な角度から世界観を感じもらえるような内容になるという。会期中の8月14日には、アーティストを迎えたトークイベントも予定している。