EXHIBITIONS
箕浦建太郎 個展「せ」
parcel(まるかビル内)では、箕浦建太郎の個展「せ」を開催。2020年1月にPARCELで開催された個展「き」以来、東京では2年ぶりの個展開催となる。
箕浦は1978年浜松生まれ、浅草育ち。東京から移り、現在は山梨県に在住。幼い頃よりマンガやアニメ、ゲーム、映画、音楽など様々なカルチャーにふれながら、主に絵画、音楽を中心にジャンルの境界を感じさせない表現を続けてきた。それらを通して得た経験が凝縮し、そして描き続けることで要素が削ぎ落とされていき、生き物のような何かがかたちとして現れるいまの作風へとつながっている。
近年、箕浦が精力的に制作している陶器の作品も、絵画のようにプリミティブな表情を持ち、掘り起こされた土器のような素朴な重量感や、古代に何かしらの対象として祀られていたかもしれないような独特な存在感を放っている。
絵画作品、立体作品を通して、箕浦の作品の根底には生き物としての原始的な感覚がある。それは絵画としての画面を整えるバランス感覚や整理・洗練された造形美による感動ではなく、物事や感情に名前や言葉をつける以前から人間が体を通して得る物理的・原始的な感触に近いものであり、絵のなかの「彼ら」は筆や絵具、粘土の質量や質感を含みながら、生命を持った何かとして、時にアンバランスな姿かたちでその存在を表している。
箕浦は1978年浜松生まれ、浅草育ち。東京から移り、現在は山梨県に在住。幼い頃よりマンガやアニメ、ゲーム、映画、音楽など様々なカルチャーにふれながら、主に絵画、音楽を中心にジャンルの境界を感じさせない表現を続けてきた。それらを通して得た経験が凝縮し、そして描き続けることで要素が削ぎ落とされていき、生き物のような何かがかたちとして現れるいまの作風へとつながっている。
近年、箕浦が精力的に制作している陶器の作品も、絵画のようにプリミティブな表情を持ち、掘り起こされた土器のような素朴な重量感や、古代に何かしらの対象として祀られていたかもしれないような独特な存在感を放っている。
絵画作品、立体作品を通して、箕浦の作品の根底には生き物としての原始的な感覚がある。それは絵画としての画面を整えるバランス感覚や整理・洗練された造形美による感動ではなく、物事や感情に名前や言葉をつける以前から人間が体を通して得る物理的・原始的な感触に近いものであり、絵のなかの「彼ら」は筆や絵具、粘土の質量や質感を含みながら、生命を持った何かとして、時にアンバランスな姿かたちでその存在を表している。