EXHIBITIONS
αMプロジェクト2022「判断の尺度」vol.2
加藤巧「To Do」
千葉真智子(豊田市美術館学芸員)をゲストキュレーターに迎えたαMプロジェクト2022「判断の尺度」は、正しい判断とは何かを考え、これまでの尺度を手放し、美術の造形(=言葉)によって判断の尺度をつくり直す試み。シリーズ第2弾では、美術家・加藤巧(かとう・たくみ)の個展「To Do」を開催する。
加藤は1984年愛知県生まれ、岐阜県在住。人間が扱う材料や行為を中心的な関心として、それらを検討、再構築することで絵画などの作品制作を行っている。近年の主な個展に「Quarry」(gallery N、愛知、2021)、「Re-touch」(the three konohana、大阪、2021)など。グループ展に「SUPERNATURE」(White Conduit Projects、ロンドン、2021)「タイムライン―時間に触れるためのいくつかの方法」(京都大学総合博物館、2019)ほか多数。
加藤は本展「To do」について、以下のステイトメントを出している。
「何者かの運動軌跡がある表面に残っている、その様子を見る。それぞれの振る舞い(≒運動軌跡)には、運動の種別ごとに、用途ごとに、場面ごとに、『動詞』が割り当てられている。表面に現れている強弱、方向、材料の状況、使用された道具、などから、その振る舞いがどのようであったのかが観察される。もしくは、その振る舞いは『どのようにもあり得たのか』。
日々は振る舞いの集積でできているが、その行為のそれぞれを振り返り、つぶさに見ることができるだろうか。行動はどうであるのか。日々残し、または残ってしまう運動の軌跡は『どのようにもあり得るのか』」。
なお「判断の尺度」シリーズは、初回の髙柳恵里の個展と今期に続き、第3弾以降は荒木優光(8月27日〜10月15日)、大木裕之(10月29日〜12月17日/23日)、高嶋晋一+中川周(2023年1月14日〜3月11日)の参加を予定している。
加藤は1984年愛知県生まれ、岐阜県在住。人間が扱う材料や行為を中心的な関心として、それらを検討、再構築することで絵画などの作品制作を行っている。近年の主な個展に「Quarry」(gallery N、愛知、2021)、「Re-touch」(the three konohana、大阪、2021)など。グループ展に「SUPERNATURE」(White Conduit Projects、ロンドン、2021)「タイムライン―時間に触れるためのいくつかの方法」(京都大学総合博物館、2019)ほか多数。
加藤は本展「To do」について、以下のステイトメントを出している。
「何者かの運動軌跡がある表面に残っている、その様子を見る。それぞれの振る舞い(≒運動軌跡)には、運動の種別ごとに、用途ごとに、場面ごとに、『動詞』が割り当てられている。表面に現れている強弱、方向、材料の状況、使用された道具、などから、その振る舞いがどのようであったのかが観察される。もしくは、その振る舞いは『どのようにもあり得たのか』。
日々は振る舞いの集積でできているが、その行為のそれぞれを振り返り、つぶさに見ることができるだろうか。行動はどうであるのか。日々残し、または残ってしまう運動の軌跡は『どのようにもあり得るのか』」。
なお「判断の尺度」シリーズは、初回の髙柳恵里の個展と今期に続き、第3弾以降は荒木優光(8月27日〜10月15日)、大木裕之(10月29日〜12月17日/23日)、高嶋晋一+中川周(2023年1月14日〜3月11日)の参加を予定している。