都内の博物館・美術館
東京国立博物館
東京・上野の東京国立博物館では総合文化展が無料公開される。
また「国際博物館の日」にちなみ、上野公園内の恩賜上野動物園、国立科学博物館と連携した記念講演会「上野の山で動物めぐり」も実施。「家族・仲間」をテーマに、動物がそれぞれ「誰と暮らすか」に注目し、3つの施設の専門家がそれぞれの視点から考察するものとなる。
実施日:2024年5月18日
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30〜19:00 ※入館は閉館の30分前まで
国際博物館の日記念講演会「上野の山で動物めぐり」(申込終了)
日時:5月19日 11:00〜12:30
会場:東京国立博物館 平成館大講堂
国立西洋美術館
国立西洋美術館は、松方コレクションが核となって1959年に設立した西洋の美術作品を専門とする美術館だ。同館では常設展のみが無料公開となる。
また、現在小企画展ではスペインの芸術家フランシスコ・デ・ゴヤによる版画集「戦争の惨禍」を展示する「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」(〜5月26日)も開催中。スペイン独立戦争の様子や苦しむ民衆の様子を社会風刺的に描いた本作を全場面見ることができるまたとない機会だ。当日はこちらも無料で観覧可能のため、ぜひ足を運んでほしい。
実施日:2024年5月18日
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30〜20:00 ※入館は閉館30分前まで
国立新美術館
東京・六本木の国立新美術館では、現在開催中の企画展「マティス 自由なフォルム」(〜5月27日)のポストカードが先着30名様にプレゼントされる。
また、同時開催中の「遠距離現在 Universal / Remote」(〜6月3日)の入場料が割引となるほか、「第119回 太平洋展」「第76回 三軌展」の入場料が無料。ミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」で商品を購入した先着30名には同館ポストカードのプレゼント、14時30分以降にカフェテリアを利用する来館者にコーヒー1杯をサービス、など様々な施策が企画されている。
実施日:2024年5月18日
住所:東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで
東京国立近代美術館
皇居のほど近くにある東京国立近代美術館は、横山大観、菱田春草、岸田劉生らの重要文化財を含む国内最大級のコレクションが特徴で、明治から現代までの日本美術の名作に海外の作品も交えた所蔵品は1万3000点を超えている。
当日は常設展のみが無料公開となる。
実施日:5月18日
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで
東京藝術大学大学美術館
上野にある東京藝術大学大学美術館では、先着50名にポストカードが贈呈される。
また、同館では「大吉原展」(〜5月19日)も開催中。今週末までの開催となるため合わせて足を運びたい。
実施日:5月18日
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学大学美術館
開館時間:10:00〜17:00
SOMPO美術館
新宿に位置するSOMPO美術館では、来館者全員に展覧会オリジナルステッカーが贈呈される。会場では、通常料金で「北欧の神秘─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」(〜6月9日)も鑑賞可能だ。
実施日:5月18日
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
開館時間:10:00〜18:00
永青文庫
永青文庫では、当日来館者全員にポストカードが贈呈される。
また、会場では初夏展として「殿さまのスケッチブック」(〜6月23日)が開催中。細川家熊本藩6代藩主の重賢が強い関心を示し、スケッチを残した精緻な博物図譜を見ることができる。
実施日:5月18日
住所:東京都文京区目白台1-1-1
開館時間:10:00〜16:30
パナソニック汐留美術館
新橋にあるパナソニック汐留美術館でも、先着200名にポストカードが贈呈される。
また、現在は「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」(〜6月9日)も開催中となっている。
実施日:5月18日
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
開館時間:10:00〜18:00
全国の博物館・美術館
国立アイヌ民族博物館・苫小牧市美術博物館(北海道)
国立アイヌ民族博物館と苫小牧市美術博物館は共同シンポジウム「アイヌの舟と交易」を実施する。アイヌ文化を形成したとも言える周辺地域との舟での交易に着目することで、その重要性を紐解いていくものとなる。
「アイヌの準構造船」
登壇者:鈴木信(北海道埋蔵文化財センター 常務理事兼調査第一部長)
「舟をめぐるアイヌ民族と周辺民族の交流」
登壇者:佐々木史郎(国立アイヌ民族博物館 館長)
実施日:2024年5月18日
時間:13:00~17:00(開場 12:30〜)
会場:苫小牧市民会館小ホール
住所:北海道苫小牧市旭町3-2-2
料金:無料(定員140名、申込不要)
米沢市上杉博物館(山形)
山形県米沢市の米沢市上杉博物館は、数千にもおよぶ上杉氏ゆかりの貴重な品々や国宝が収蔵されている博物館だ。当日は、常設展示が無料公開される。
実施日:2024年5月18日
住所:山形県米沢市丸の内1-2-1
開館時間:9:00〜17:00 ※入館は16:30まで
京都国立近代美術館(京都)
京都国立近代美術館でも常設展が無料となる。ほかにも、「没後100年 富岡鉄斎」(〜5月26日)も通常料金で鑑賞することができる。
実施日:2024年5月18日
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町
開館時間:9:30~20:00
京都国立博物館(京都)
京都国立博物館では、先着1000名に同館公式キャラクター「トラりん」のノベルティが配布される。特別展では「雪舟伝説─『画聖(カリスマ)』の誕生」(〜5月26日)も開催中だ。
実施日:2024年5月18日
住所:京都府京都市東山区茶屋町527
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
奈良国立博物館(奈良)
奈良国立博物館でも、当日は常設展(名品展)のみが無料公開となる。現在は、なら仏像館にて金峯山寺仁王門の金剛力士立像が特別公開されているほか、飛鳥時代から鎌倉時代に至る仏像や中国古代青銅器の逸品も紹介されている。
ほかにも同館では、生誕1250年記念特別展「空海 KŪKAI─密教のルーツとマンダラ世界」(〜6月9日)が開催中。通常料金ではあるが合わせて鑑賞するのも良いだろう。
実施日:2024年5月18日
住所:奈良県奈良市登大路町50
開館時間:9:30〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで ※特別展は17:00まで
国立民族学博物館(大阪)
国立民族学博物館では、5月18日、19日の2日間にオリジナルメモ帳またはチケットフォルダを先着200名に贈呈する。また、今年は同館で「国際博物館の日」を記念したシンポジウムも19日に実施。参加募集はすでに終了しているため、後日オンライン配信されるアーカイブをチェックしてほしい。
会場では、みんぱく創設50周年記念特別展「日本の仮面――芸能と祭りの世界」(〜6月11日)や「水俣病を伝える」(〜6月18日)も通常料金で鑑賞可能だ。
実施日:2024年5月18日、19日
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
福岡市美術館(福岡)
福岡市美術館では、「福岡ミュージアムウィーク」と称し、対話型の「ボランティアによるギャラリーツアー」や、小さな子供とその保護者を対象にした「初めてのベビーカーツアー」、前川國男設計の同館を鑑賞する「建築ツアー」、つきなみ講座スペシャル「美術館と社会課題」といった様々な企画が5月18日から26日の9日間にわたって実施される。参加方法などの詳細は公式ウェブサイトより確認してほしい。
ほかにも、アーティスト・KYNEによる大規模個展「ADAPTATION - KYNE」(〜6月30日)も開催中となっているため要チェックだ。
実施期間:2024年5月18日〜26日
住所:福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
なお、ほかにも数多くの博物館・美術館が「国際博物館の日」ならではの企画を実施する。施設一覧は公益財団法人 日本博物館協会が出しているこちらのPDFを参照したい。予定は変更となる可能性があるため、来館前には必ず各館の公式ウェブサイトで確認してほしい。