Ohshima Fine Art

　Ohshima Fine Artは2009年に開廊。21年に現在のスペースに移転。その作家の創作の存在が絶対的にこの世に問うべきか否かのクエスチョンを軸として、キャリア、年齢などに関係なく地に足のついた創作を続けている作家と向き合う。

　取扱作家は、榎倉康二、藤原裕策、春草絵未、堀藍、堀越達人、川久保ジョイ、小泉朋美、宮城勝規、森裕子、及川恵子、桑名紗衣子、笹田晋平、下田真由美、玉川宗則。

「インパクトの強いほうに惹かれたり、色んなことを短時間で理解しようとする現代においては、繊細なモノは見過ごされがちなものです。本来、他者に何かを伝えようとすることは困難な作業だと思います。にもかかわらず、安易に解答を求める風潮があることも否めません。美しいものや本当に価値のあるものは、なかなか言葉にできないし、出来たとしても簡単には言い表せないはずです。ですから、私は繊細で、見過ごされがちで、言葉にできない創作にも注目しています。それらのアーティストは論理を超えた世界観を持っており、鑑賞者を新しい地平へ向かわせるでしょう（代表・大島義之）」。