徳川美術館

　名古屋の徳川美術館は、徳川家康から尾張徳川家初代の徳川義直（家康9男）が譲り受けた遺品「駿府御分物（すんぷおわけもの）」を中核に、江戸時代を通じて御三家筆頭の地位にあった大名家、尾張徳川家に受け継がれてきた名品をいまに伝える美術館。

　現存最古の物語絵巻として世界的に知られる「源氏物語絵巻」や漆工芸の最高傑作「初音の調度」などの国宝9件をはじめ、1万件を超える大名道具コレクションは、現代の我々に極上の日本文化とその精神を伝える。

　隣接する日本庭園の徳川園や蓬左文庫、料亭やフレンチレストランとともに、日本の美をつなぎ、豊かな明日をつくる文化の発信拠点として活動を続けている。