EXHIBITIONS
本城直季 (un) real utopia
大判カメラのアオリを利用して、都市の姿をジオラマのように撮影する独特の表現で知られる写真家・本城直季。その初となる大規模個展「本城直季 (un) real utopia」が東京都写真美術館を巡回する。
本城は1978年生まれ、東京都出身。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。2007年に実在の風景を独特のジオラマ写真のように撮影した写真集『small planet』(リトルモア、2006)で木村伊兵衛写真賞を受賞した。近年は作品制作を続ける傍ら、ANAの機内誌『翼の王国』で連載するなど幅広く活動している。
ミニチュアの世界のような感覚を想起させる本城の作品。生まれ育ったまちや世界に不思議な違和感を覚え、この世界を知りたい、俯瞰したいという思いを原動力に、制作を続けてきた。本城の作品は、私たちにこの世界の実在と虚構を問いかけると同時に、被写体である「まち」や「ひと」に対する、作家のあたたかく愛おしげなまなざしを感じさせる。
本展では、開催地・東京を被写体とした特別な撮り下ろし作品や、未公開シリーズを含む約200点が集結。木村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、独自の表現を生み出すまでの試行期の作品や、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」、そして東日本大震災発生から3ヶ月後の東北を写した「tohoku 311」シリーズ、さらにはオリンピックイヤーの東京を被写体とした未公開作などを展示し、本城の写真を通して見る私たちの「まち」の不思議を紹介する。
本城は1978年生まれ、東京都出身。東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了。2007年に実在の風景を独特のジオラマ写真のように撮影した写真集『small planet』(リトルモア、2006)で木村伊兵衛写真賞を受賞した。近年は作品制作を続ける傍ら、ANAの機内誌『翼の王国』で連載するなど幅広く活動している。
ミニチュアの世界のような感覚を想起させる本城の作品。生まれ育ったまちや世界に不思議な違和感を覚え、この世界を知りたい、俯瞰したいという思いを原動力に、制作を続けてきた。本城の作品は、私たちにこの世界の実在と虚構を問いかけると同時に、被写体である「まち」や「ひと」に対する、作家のあたたかく愛おしげなまなざしを感じさせる。
本展では、開催地・東京を被写体とした特別な撮り下ろし作品や、未公開シリーズを含む約200点が集結。木村伊兵衛写真賞を受賞した「small planet」シリーズをはじめ、独自の表現を生み出すまでの試行期の作品や、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」、そして東日本大震災発生から3ヶ月後の東北を写した「tohoku 311」シリーズ、さらにはオリンピックイヤーの東京を被写体とした未公開作などを展示し、本城の写真を通して見る私たちの「まち」の不思議を紹介する。