松岡柚歩「牛乳とコップ、輪郭のメモ」

　注目の若手作家・松岡柚歩による個展「牛乳とコップ、輪郭のメモ」が京都岡崎 蔦屋書店 ギャラリースペースで開催される。2月26日～3月14日まで。

　松岡は1996年兵庫県生まれ。2021年京都造形芸術大学（現・京都芸術大学）修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻修了。2020年にシェル美術賞学生特別賞を受賞するなど今後の活躍が注目されている。

　松岡はまた、2021年4月に銀座 蔦屋書店で開催された京都芸術⼤学協⼒の企画展「DAWN ―EXPOSITION 2021.04―」にも参加。京都芸術大学に在学するアーティストをフィーチャーする展覧会シリーズで、2021年春に同⼤学院を修了しアート界にデビューする気鋭のアーティストのひとりとして選出され、新作発表を行った。

　松岡の作品は、色鮮やかでテキスタイルのような柄が特徴。すべて絵具を用いた手書きで制作され、複雑なパターンの上に、大胆に単純な色面を重ねた作品は、それぞれの角度で表情を変え、鑑賞者の視覚を刺激する。

「牛乳とコップ、輪郭のメモ」と題した本展では、新作を中心に作品を発表。少しづつ暖かくなる季節の京都岡崎で、彩り豊かな松岡の作品世界を楽しみたい。

　なお作品の販売は、京都岡崎 蔦屋書店 店頭および、オンラインアストア「OIL by 美術⼿帖」でも一部行う。