パオラ・ピヴィ

　ペロタン東京のオープニングの第2弾としてイタリアのアーティスト、パオラ・ピヴィの個展を開催する。

　ミラノ出身のピヴィは、彫刻、写真、パフォーマンス、インスタレーションなどを制作。2003年に行われた第50回ベネチア・ビエンナーレにて、ロバが小舟にぽつんとたたずむ大きな写真作品の出展し、国際的に注目を集めた。近年では、特大のポーラー・ベアを普段にはない状況に配置し、ユーモアを感じさせる作品を発表している。

　本展にて、ピヴィの夢幻的で放逸的な世界を代表する作品群を紹介。展示空間では、ホワイト、エレクトリックブルー色の羽で表皮をつくられたポーラー・ベアが、ぽっかりと空いた穴に向かう場面や頭から飛び込む様子と、壁に並ぶ、羽のついた車輪をイメージしたメタル製のオブジェが軽快なハーモニーを織りなす。